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@24  ヴァルドリッヒ・カインツ

작가: 米糠
last update 최신 업데이트: 2026-01-27 19:26:19

 帝国最強の剣士

 ヴァルドリッヒ・カインツ。

 かつてエルセリア王国最後の王と剣を交えた男。

 帝国の最高戦力と称される剣士が、冷徹な眼差しでセリスたちを見据えていた。

「……逃げるつもりはないようだな」

 低く響く声が、書庫の静寂を破る。

 ライルが即座に剣を構えた。

「逃げる必要はない。お前をここで止める」

「ほう?」

 ヴァルドリッヒはわずかに目を細め、ゆっくりと剣を抜いた。

 長大な黒刃が燭台の光を反射し、鋭い殺気が周囲に広がる。

「……覚悟はあるようだが、問題はお前ではない」

 彼の視線がセリスに向けられる。

「記憶を継ぐ王女——お前が、どこまで真実にたどり着いたのか。試させてもらおう」

 ヴァルドリッヒが一歩踏み出した瞬間、空気が張り詰める。

「——来るぞ!」

 ライルが剣を振りかざし、ヴァルドリッヒへと斬りかかる。

 しかし——

 ガキィン!

 刹那の交錯。

 ヴァルドリッヒは片手で受け止めると、わずかに剣をひねり、ライルの体勢を崩す。

「くっ……!」

 ライルが咄嗟に後退すると、ヴァルドリッヒは追撃せず、剣をゆっくりと下ろした。

「悪くない。だが——」

 次の瞬間、彼の姿が消えた。

「——速い!」

 ライルが叫ぶ間もなく、ヴァルドリッヒはセリスのすぐ目の前に現れた。

「ッ……!」

 セリスはとっさに後退し、書物を抱えたまま剣を構えた。

 ヴァルドリッヒの目が細められる。

「その剣……エルセリア王家のものか」

 セリスは息を

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